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【DMデッキ】最強のデッキとはなんだろうか。弾幕再誕世紀末ジョニー

 最強。

 

 対戦ゲームを楽しんでいる以上、我々はこの言葉から眼を逸らすことはできない。大なり小なり勝とうとする意志があって初めて対戦ゲームは対戦ゲームとなり得るのである。当然、デュエマも例外ではない。

 日本最強でも、CS一位でも、店舗最強でも、なんなら仲間内の最強でもいい。プレイヤーそれぞれの最強になりたいという意思が、デッキを、プレイングを絶え間なく進化させ、メタゲームを回し続けている。メタゲームは生き物だ、とよく言われるがまさにこのことである。美しい構造だ。

 しかし、プレイングは兎も角、哀しいかな最強のデッキというものにはなかなかどうして結論が出ない。日本中のプレイヤーが最強を模索し続けているのにもかかわらず、である。

 私も一プレイヤーであるが故、答えの出ないこの問いに大いに悩んだ。そしてある日気がついてしまったのだ。最強のデッキとは何か。その答えに。

 

 

 デュエルマスターズも愛し愛され今年で15年。その長い歳月を経てクリーチャーはどんどん大型化、高速化し続けている。

 スクチェンモルネクが、レッドゾーンが、ドギラゴン剣が、ナッシングゼロを担いだジョーカーズが、罰怒ブランドが、ドルゲユキムラが、早期ターンで殴ってくることは日常茶飯事である。しかもお供をぞろぞろと引き連れて。

 これに対応できないようでは最強などとは口が裂けても言えたものではない。しかし、これに対応して自分も高速デッキを握ろうなど愚の骨頂である。なぜなら、両プレイヤーが最速のデッキを握ったならば、その勝敗はどうしても引きに依存するからである。綺麗に回ったものが勝つという理論は私は好きだが、最強を語る上では好ましくない。

 加えて、速さだけでは数枚の受け札で止まってしまう。極限まで研ぎ澄まされた槍が横からの衝撃で折れてしまうような脆さを抱えているのだ。この要素も、高速デッキが最強足り得ない理由の一つだ。

 しかし、これらのデッキは前述の通り環境に溢れている。なのでこちらは、これらを受け切れる最強の防御、或いは除去札が必要であると結論付けた。

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 そしてこれが、我々が待ち望んだ最強の除去「偶発と弾幕の要塞」である。

 12年も前のエキスパンションでありながら、ドルゲーザやガラムタ、コートニーや墳墓、アカシックサードなどユニークなカードが満載の第13弾のカードである。DMには珍しい、実質全体確定除去カードだ。

 旧来のパワー参照除去は火力不足だとよく言われたが、このカードは別物である。なんといっても山札から捲れたカードで自在に火力範囲をコントロールできるのだ。山札の削れる枚数や捲れるクリーチャーは不安定だが、そこはデッキ構築でカバーできる範疇。むしろこの不安定さこそがなんとも青赤的であり、カラーパイ的にも素晴らしいカードである。弾幕はパワーだぜ。

 前述の通り、近年のフィニッシャーは大型化を極めている。弾幕を使うのなら悠久などといったやわなクリーチャーでなく、もっともっとパワフルなクリーチャーを採用する必要がある。それも半端なクリーチャーではない。デュエマでも屈指の、超々々フィニッシャー級のド派手なクリーチャーをだ。

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 それがこのデッキの最強のフィニッシャー「世紀末へヴィ・デス・メタル」と「ジョリー・ザ・ジョニー」である。
 両者とも最大級のパワーを持ち、ともにスピードアタッカーと高打点、ジョニーに至っては出るだけで勝負を決めることさえできる。異論を挟む余地さえない最強のフィニッシャーである。しかもどちらも別の意味でクリエイターなカードであり、芸術点も高い。100点満点である。

 散々褒めちぎったが、これらのカードのマナコストの重さは決して無視できるものではない。しかも召喚しなければうま味がない、とんだじゃじゃ馬カードなのである。生半可なものではない、大量にマナブーストできるようなカードが必要である。それこそ弾幕と相性のいいような……。

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 記事タイトルを憶えている賢明な読者諸氏ならもうお気付きであろう、最強のマナブースト「再誕の聖地」である。

 15年の時を経て尚、5マナのカード一枚で4,5マナ、或いはそれ以上にマナ加速できるカードは存在しない。デッキ内のクリーチャーを絞った構築で弾幕を撃ち、墓地に落ちたカードを聖地でマナゾーンに送ることで、他のデッキではそうそうお目にかかることはない豪快なマナブーストが可能となる。キーカード同士の美しいシナジーも最強のデッキには必要である。

 

 こうして、最強の除去最強のフィニッシャー最強のマナブーストが織りなす美しいシナジーの三角形が完成した。複数の最強な要素を兼ね備えているこのデッキに隙は無い。あとは、それを崩さぬよう美しく纏め上げるだけである。

 そうして完成したのが、以下のデッキだ。

 

青赤緑タッチ黒 弾幕再誕世紀末ジョニー

フェアリー・ライフ

エマージェンシー・タイフーン

一極両得マクノカ&ヌクノカ

ドンドン吸い込むナウ

偶発と弾幕の要塞

再誕の聖地

Dの博才サイバーダイス・ベガス

テック団の波壊Go!

ジョリー・ザ・ジョニー(RevF版)

世紀末へヴィ・デス・メタル

 

 カード枚数表記がないという指摘は的外れもいいところである。何故なら強いカードは4枚投入。ならば最強のカードも4枚が当たり前である。そうして4×10の最強に美しいデッキが完成した。

 水と自然でリソースを増やしながら最後に火のフィニッシャーを叩きつける、豪快ながら繊細な、昔ながらのランプ・デッキである。

 デッキリストを見ればプレイングも明白なこのデッキはシンプル・イズ・ベストを突き詰めている。ここまで読み進めてきた諸君には解説など不要だろう。

 

 ダイスベガスで弾幕を撃ち、返しの聖地で墓地の大量のカードをマナゾーンへ叩きつけたとき。

 十数マナ溜めてエマジェン、マクノカヌクノカ、ドン吸いからフィニッシャーを引き寄せ、叩き付けて勝負を決めたとき。

 20マナからジョニーを二度出して勝ったとき。

 23マナひり出してジョニーと世紀末を投げつけて殴り抜けたとき。

 

 このデッキはそんなときに最強に輝いてくれる、最高のデッキである。私はそう信じている。

 皆もこのデッキを使い、最強というものは何か、今一度身を以って感じてほしい。

 

 

 

 

 

 墳墓とかやめろよ。

 呪文妨害とかもっての他だぞ。

 

 ……最強とはかくも遠い。