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ハムの長文置き場

文章量的にTwitterに流しにくい好きなことを語るためのブログ

四面楚歌 紅白病 感想

 例によってネタバレを含みます。

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 白地に白インクな表紙が非常に特徴的です。紅白病と銘打たれていながらも白一色、一見文字が読めません。左右に分かれた文字は解読してたら目が痛くなってきたので諦めました。無念。

 裏表紙の遺影っぽい枠は本作の内容を直球に物語っています。これもまた白地に白インクなのでありますが。

 

 20Pほどの短編作品ながら詩的な描写や、『病死』した魔理沙に対する霊夢と紫の対応、感情の差異の細やかな描写が光ります。

 魔理沙が病死した、という一見原作も何もない、やもすれば非常に乱暴な、突拍子もない一文で始まる本書ですがページを捲ってみれば原作の行きつく先としてこのような展開もあり得るのではないか、という感想を抱いてしまうほどに原作設定の調理が上手いです。魔理沙回りなんか特に。

 

 表紙ですが『頬を伝う透明な液体』の表現として白地に白インクの表紙が使われているんじゃないかな、と。シンプルな表紙ながら最後まで読んでから見返すと意味が見えてくるようなこういう仕掛け流石ですわ。