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ハムの長文置き場

文章量的にTwitterに流しにくい好きなことを語るためのブログ

仮面ライダーゴースト、御成というキャラクターについて

 鉄とネタと文章は熱いうちに打て、ということで第2回目の記事をば。

 

 

 今回も仮面ライダーが題材です。と言いつつ語りたいのは仮面ライダーに対してではなく、サブキャラの『御成』についてであります。

 

大天空寺の住職代理。

タケルの亡き父・天空寺龍を尊敬しており、タケルがゴーストハンターとして成長することを見守っている。

精神論者で修行第一主義。リケジョのアカリとは馬が合わずなにかと対立する。

本人はいたって真面目だが、天然でボケ担当のムードメーカー的な存在。

 

 (公式サイトより引用) 

キャスト|仮面ライダーゴースト|テレビ朝日

 

 これを見る限りまぁこういうキャラか、といった感じのイケメンなお坊さん。しかし本編視聴済みの皆さんならばまた別の感想を抱くのではないでしょうか。

 

 まず何よりも視聴者に訴えてくるのが彼のハイテンションな大声。体感的には他のキャストの方々より一周りも二回りも、もしかすると変身アイテムの眼魂と張り合えるんじゃないかという大変に大きな声で「タケル殿ーッ!」「アカリ殿ーッ!」とやたらに声を張り上げます。

 天然という設定に基づき口調も特徴的。一人称は拙僧、劇中の人物はおろかゴースト眼魂に宿った偉人たちやサポートアイテムや果てはおっちゃんまでみんな殿付け呼ばわりです。

 「答えはあなたの心にある」など現代科学の世界に生きる我々からすればちょっと苦笑してしまうような精神論に基づくセリフも彼のキャラを形作る大きな要素の一部になっています。

 また、『一度殺されてしまったが仮面ライダーゴーストとして生き返り99日の間に15個の英雄ゴースト眼魂を集めないと消えてしまう』といった突拍子もないタケルの言を一発で信じてみたり、不可思議な現象をすぐ怪人が原因と断定してみたりなど精神論者どころではない思考もなかなかにネタキャラじみています。まぁゴーストは題材が題材だけに彼の推測は大当たりなのですが。

 カメラ目線でウインクしてみたり怪人に追われ袈裟の裾をまくって生足晒して逃げたり番組後の宣伝兼ねた短編ムービーでの扱いなど小さいネタにも事欠きません

 

 

 以上のことから、仮面ライダーゴースト1話を見てから僕の関心は『非常にネタキャラくさい』御成に集中し、そういう方向で見ていくことになるのかなぁと思っていました。少しだけ。

 

 ところがゴーストをもう少し見進めて、すぐにその発想が安直極まりないということに気がつきました。

 

 まず普通に優秀なのです。変身したタケルが見つけられなかった怪人の弱点を傍から見つけアドバイスし勝利へと繋げる。不可思議現象研究所なるものを設立し二人の修行僧とともに怪人や眼魂についての情報を積極的に集める。敵重要人物から眼魂の奪取。最近でいえば結果は惨敗と言え単身で勇気を持って怪人に立ち向かっていったりとサブキャラというより2号ライダーもかくやという大活躍です。最近2号どころか3号出てきたけど。

 主要キャラの中で最年長ということで立ち止まったタケルを叱責し、再起させるという重要な役割も担っています。いわゆるおやっさんポジションというやつなのでしょうか。これまた彼はやるときゃやる男なのだと気づかされました。普段とのギャップがずるいです。格好いいです。

 坊主且つイケメン且つハイテンション且つ精神論極振り且つネタまみれ且つ優秀且つおやっさんポジという濃すぎるキャラながら理系でヒロインなアカリちゃんの存在との対比でいい感じに存在感を発揮しながらも他キャラを食っているような感じがしません。このあたり脚本家さんの上手さを感じます。

 

 

 仮面ライダーは今年で40周年。平成ライダーもゴーストで17作品目。時世に合わせて作風も明るくなりました。登場人物のキャラ付けも長い年月を通して積み重ねがあり、どうしたら視聴者に応援してもらえるか、快く受け入れてもらえるか、共感してもらえるかというものを研究し作られているものだと思うのです。そうして40年分の歴史を積み重ねがあって誕生したのがこの御成というキャラだと思うとなんだか感慨深いものがありませんかね?

 

 ゴーストもまだ全話数の半分にさえ到達していません。物語の行く末、登場人物の成り行き、役者さんの成長含め今後が本当に楽しみです。

 

 

 

 役者さんの成長と言えば、バトライドウォー創成のタケル君のアテレコと本編のアテレコの差で彼の成長速度にびっくりしたぞ…